【武田邦彦】日本医師会の問題点/医療崩壊はなぜ起きる?

今回は、武田邦彦先生が話す「日本医師会の問題点/医療崩壊はなぜ起きる?」について動画と書き起こしでお伝えしています。

動画をご覧になる方は、チャンネル登録もこの機会にお願いします。文章が良いあなたは、動画下の文章をお読みください。かなり時短になると思います。

なぜ医療崩壊が起きるのか?

 

今日は良心的な医師会とお金の医師会の2回目です。悪い方のお話しまず。皆さんも病院に行く時に、そういう病院は気をつけるということです。

これは最近の産経新聞です。10月10日の土曜日ですから、ちょうど1週間くらい前でしょうか。

 

産経新聞に「オンライン診断の高級化、政府と日本医師会が激しい攻防、制度設計難航も」とあるんです。この記事の中の一つに非常にわかりやすいというか、へえと思うのがあるんです。

ある医師会の関係者は、「検査料や諸々の管理料などが取れなくなるので収入が減少してしまう。」と漏らす。

 

オンラインだと通院距離に関係なく評判の良い病院に患者が集中し、経営が苦しくなる病院が出かねないという懸念もある。会見で中川氏はこう言い放ち、政府を牽制した。

とあります。お医者さんの多くは良心的であり、一生懸命やっておられるんです。だけど、お医者さんになるためにはかなりの投資がいるんです。

 

他の学問をやるに比べて、医師というのは大体大学の期間が6年。それからまた少しやる人もいますし、授業料も結構高いんです。

国立は安いって言いますけど、それは税金でやってるわけですから、実際上は大体1500万円くらいかかるかってくらい言ってもおかしくないんです。1年でです。

 

ですから6年出すと6000万円、ちょっと多いですか。4000万円くらいはいくんです。本人が負担するというか、親が負担するお金がです。

ですから、多くの医師が、特に私立大学の医学部というのは、大体50人学級で45〜46人は医者の子供なんて、そんなんになっちゃうんです。

 

つまり、今は医療報酬が高いということもあって、医師の子供が医師になるというしか、他の人はなれないと言っても良いくらいの職業になってしまったわけです。

従って、それを取り返そうという気持ちもあるわけです。

 

それから、医師はストレス大きいし、医師会とか近所のお医者さん達の集まりでゴルフに行きます。大体お医者さんっていうと、外車を持っててゴルフに行って金があるという印象があるんです。

その通りなわけです。だけどもそういう生活が身に付いてしまうと、昔の本当に誠実な町の医者っていうのはいなくなって、華やかな格好をしている医者が多くなるんです。

病院の一番の収入は初診

そうすると、やっぱりその収入が無くなるのが怖い。それで、医者の一番の収入っていうのは初診なんです。

初診は日本の医療システムの根幹で、病気になった国民は、国家試験を通った医師の初診を問診で受けます。

 

問診というのは医者に行って聴診器当てたりして、病気を決めてそれに応じて薬とか処方とか検査とかするっていう、それが基本方針なんです。

この方針は、明治くらいですとITなんか進んでおりませんし検査も進んでないので、患者がお医者さんのところに転がり込むと、お医者さんが胸をトントンと叩いて、顔色見たり舌見たります。

 

それで診察されて、病名を決めて、薬を処方したり、色々指導をしたりする。これは良い方法だったんです。今は全然違うわけです。

今の医療の基本は、そうじゃない非常に良い医者もいるんですけど、基本は患者さんが来ると患者さんの顔も体も見ないんです。

 

「じゃあ血液検査しましょう。」と言って、血液検査してデータが出てきます。それはそのまま検査所から出てきて、コンピューターにかかって病名も出てくるんです。

それについての1番良い薬も出てくるんです。コンピューターでです。それで、患者さんが1週間後に来たら、「あなたはこういう病気らしいから、薬を処方します。」と言います。

 

患者さんは「ありがとうございます。」と言って薬を処方します。その薬も、病院では受け取れないで、外の薬局に行って受け取る。

冬の寒い、風邪を引いている時でも病院から薬局まで行って、薬局でまた少し待って、それで帰るというような、国民本位でない、患者さん本位でない医療になっちゃってるんです。

 

それはそういうもんなんです。現在、国会も議員本位。それから大学とか学校も先生本位。学術会議も学術会議員本位。医者も医者本位になっているんです。

お客さんの方、国会だったら国民、それから学術だったら学生とか生徒、それから医者だったら患者を最優先したものじゃないんです。

 

そういったもので、市役所なんていうのは分別リサイクルでしょう。なんの役にも立ってないのに、単に分別とリサイクルをさせる。つまり、これは世の中というのはそういうもんなんです。

大体50年経つと腐るんです。腐るというのは、市役所の役人は自分達の給料を守るために意味のないとわかっている分別リサイクルを市民にやらせるんです。

 

つまり、他の人を虐めてやるわけです。分別リサイクルが理屈上意味がないんじゃないんです。それだったら難しいです。学者呼んでこなきゃわからないです。

そうじゃなくて、現実に集めたものをまとめて焼いてるのを知っているんです。その意味では、誰でもわかるわけです。

 

もちろん言い訳するために、1回業者にリサイクルするのを渡して、それを産業廃棄物として焼くとか、こういう狡い手がいっぱいあるんです。

そういうこと言ってるとちょっと外れますから、今日はやめまして。それで、結局ここで言ってるのは、検査料を払ったり管理料を払ったりするのは、いずれにしても患者か税金です。

 

健康保険料ですから。いずれにしても患者なんです。それから、通院距離に関係なく評判の良い病院に行くからまずいんだっていうわけでしょ?

経営が苦しくなる病院が出かねないから、できるだけ評判の悪い病院に患者を行かせるようにしたいっていうのが中川さんなわけです。

 

本人はそういうつもりで言ってるんじゃないです。お医者さんの立場で言うんです。お医者さんの立場は、経営と患者さんとを比較すると、経営が先だって言ってるわけです。

こういうことは非常に多いんです。コレステロールっていうのは、決して悪いもんじゃなくて、コレステロールを悪く言ったのはNHKなんです。

 

少し基準を上げなきゃいけないし、まして食べる卵が悪いとか言うのは無茶苦茶なんです。それを2009年の厚生労働省のコレステロールの見直しの会議で、医師代表が、「コレステロールの規制を緩めたら困る。」と。

「何しろその薬代ですごく潤ってるんだから、それ無くなったら困る。」って発言をしたんです。しかしそれがバレて、2015年にコレステロールの食品関係については規制が外れて、本当は全部外しちゃった方が良いんです。

 

そういうことで、血圧もそうなんです。高圧剤がものすごく儲かりますから。ですから血圧を下げない方が良い患者さんでも現在は下げてるんです。本当なんです。

 

それから、今度のコロナウイルスとインフルエンザ。2月か3月の日本医師会の態度は非常に悪かったのです。それは一つの例なんですけど。

普段はかかりつけ医とか行って、とにかく病院にかかってください。それで、大病院に紹介する時は5000円取りますよというような制度も作ったりして。とにかく金、金なんです。

 

実はインフルエンザなんかも、流行を増やしてたのは病院なんです。病院の待合室を、少なくとも感染症関係と一般とを分けなきゃいけないんです。それは簡単な話なんです。

しかし、なぜ簡単に分けられる感染症の患者と一般の患者、糖尿病とかです。そういう患者を分けないで一緒に待合室で待たせたかというと、インフルエンザの患者さんを増やすためなんです。

 

そのくらいのことは、お医者さんもパッと自分の待合室見ればわかります。マスクなんかしたって全然関係ないですから。

 

ウイルスの大きさは0.1μ、普通のマスクは30μですから、300倍穴が大きいんですから。だけど、マスクでもさせとけば、この病院は気をつけているなっていうことで免罪になるのです。

しかし、こういう医療をしていて良いんですかね、一体。

 

中川さんも言っているように、ある医療関係者が言っているんですけども、検査料を取る。管理料を取るためにオンラインはどういうことかって言ったら、例えば風邪引いたかな?とか。

これインフルエンザだったらいけないなとかだったら、自分で喉を綿棒で取って、そんなのドラックストアので良いんです。それを包んで郵送をしたら良いんです。

 

そしたらその検査結果だけ帰って来ます。それもやらせないんです。それから、オンラインのそういう結果を自分で見て、例えば血圧が高いんじゃないかと心配する人もいる。

それを病院に、オンラインで、「先生、こういう状態ですけどどうですか?」というメールを送るとか、一切だめなんです。

 

評判の良い病院に患者が集中するから、評判の悪い病院に今、行かせてるっていうわけなんです。患者は増やす。いらない規制を厚生労働省と一緒にする。

コロナの日本医師会の対応

今度のコロナウイルスでは、東京都医師会で言っているように、2月中旬時点で「インフルエンザかそれ以下」と言っているわけです。

ですからこれだけで、2類感染症の指定がおかしかったということがはっきりわかるんです。二類感染症に指定した人は誰なんですか?

 

厚生労働大臣か、担当局長か、それとも日医とかそういうところの議員さんか何かなんでしょう。日本経済は大打撃を受けています。

それから、保健所に行かされてウロウロして高熱が出て病気が悪化したという患者さんもいっぱいいるんです。何しろ、医者に来てくれっていうやつを、来てくれるなって言ったんですから。

 

だから、一生懸命やってるお医者さん。8割の一生懸命やってるお医者さんが、なんで声を上げないのか?っていうことなんです。

これは、大学の先生が声を上げないのと一緒なんです。学術会議の件も、我々大学の先生から声を上げなきゃいけないんです。

 

お医者さんは、お医者さんからこういう医療の問題は言わなきゃいけないんですが、学者とかお医者さんの弱みは「一人だけ」なんです。組合みたいなのがないんです。

ですから、圧力団体にも何にもならないんです。だから、日本医師会が変なことしても、個別の医師は黙っているしかないっていうのもあるんです。

 

それから心の中で、「日本医師会の言ってることも変だけど、お金は苦しいし。」って気持ちも医師の中にあるんです。そういうことがあって、例えばカルテも自動化しない。電子化しない。

検査も何回もやる。ある患者さんで検査を病院Aでして、セカンドオピニオンで別の病院に行ってくれと行われたら、また「検査しましょう。」となります。

 

「この前検査したんですけど。あの病院に問い合わせてくれませんか?」と聞いたとしても、絶対しません。それはお金本位ですから。

そういう医師、医療の状態をどうやったら解消するか。良心的なお医者さんが活きる、そういう医療をしてほしいと思います。これは基本的に厚生労働省のサボりなんです。

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