【武田邦彦】なぜ国際社会が反発する原発処理水の海洋放出するのか?

このページは、武田邦彦先生が話す原発汚染水処理水の問題です。タイトルは、「なぜ、国際社会が反発する原発処理水の海洋放出するのか?(原発汚染水③)」です。

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原発汚染水の海洋放出

 

昨日、虎ノ門ニュースで原発汚染水について解説をしたわけです。このタイトルが、「原発汚染水3」ってなってるので、1と2はどうなったんだというご質問が来ると思うんです。

原発汚染水①はコチラ

原発汚染水②はコチラ

 

原発汚染水1,2を見てもらってから見ていただくと、よりわかりやすい内容になっていると思います。実は1と2の方を先にアップする予定だったんですが、虎ノ門ニュースで解説をいたしました。

虎ノ門ニュースは多くの方が見ていただいており、合計100万を突破するっていう視聴があります。そこで私の発言が疑問があるということを維新の党の足立康史先生がおっしゃりました。

 

この方は、大変私も高く評価してる方で、しっかりしたお考えをお持ちの政治家だという風に認識しております。

足立先生がご疑問に思ったようなことがあれば、早めに私の話をしておきたいという風に思います。もし、足立先生ご存知の方が居られたら、ちょっと紹介しといていただきたいと思います。

 

それから、私のブログの読者の方から反論がありました。これは、多分いろんなところのテレビが原発汚染水の問題ををやっておりました。

主に、私に言わせれば間違った解説が流れておりまして、それに基づく誤解だろうと思うんです。そして、相変わらず足立先生がお話になってる方のお相手の方でしょうか?

 

「武田教授というのはいつもいい加減なことを言う。」というレッテル貼りをしています。このレッテル貼りはあまり日本のためになりません。

レッテルを貼らずに、1つ1つのことの何が間違ってるかということをきちっとお話になった方が良いと思います。

 

これは足立先生が言ってるんじゃなくて、足立先生と対談された方かなんかが、例によって「武田は何だ。」という風なことを言っております。

実は、テレビでも一部私のコメントを「何もあいつは分かっていない。」という、そういうコメントがありました。

ロンドン条約は海洋投棄だけじゃない

実は今度、福島原発の汚染水、これは解説は1、2で行いますけども、これについて私の基本的な考えは、ロンドン条約に基づいています。

別に国際条約を出さなくても良いんですが、例えばロンドン条約の海洋投棄。海洋投棄に関するロンドン条約が1950年にあります。

 

それから、1990年代にさらに進んだもので、廃棄物とか危険物とかそういう物の海洋投棄について、かなり突っ込んで会議したものの1つであります。

もちろん、ロンドン条約のような包括的なもの以外に、いろんなものがあるんですが、私は虎ノ門では、そういうロンドン条約のことを解説して、皆さんにお話ししたんです。

 

足立先生は、「ロンドン条約は放射線の投棄については話してないんだ。船から廃棄物を投棄することを言ってるんだ。」と言っておられました。

ちょっと、この原子力機構かなんかの国の正式な機関が発表している、放射線関係の投棄に関するロンドン条約との関係をちょっとそのまま概要をお話しいたします。これは非常に重要です。

放射線海洋投棄とロンドン条約の関係
1975年8月末に、10カ国による、海洋投棄規制条約、ロンドン条約を発効した。これは、1975年です。

これは、低レベル放射性廃棄物の海洋処分等について、ロンドン条約において締結国の特別な許可を得ることによる実施が認められる条約である。

 

日本は、1980年11月14日に正式に加盟し海洋処分を計画した。しかし、関係国の懸念を無視した強行実施や、地球環境の問題に鑑み、海洋投棄の実施は極めて困難であり、現実的には行われていない。

そのことから、我が国は今後、海洋投棄は選択肢としない。と、原子力委員会の決定が1993年11月2日になされた。

 

このような内外の情勢の中、第16回ロンドン条約締結国協議会議において、放射性廃棄物の海洋投棄の禁止等が1993年11月12日、10日後です。正式に採択された。

なお日本でも1955年より1968年までの間、日本放射性同位元素協会が、放射性同位元素の分配作業で発生した、ごく微量の放射性廃棄物を日本周辺の海域に投棄していた。

 

これは、足立先生が、私が基本的に間違ってるって話だったので、それはご見解ですから別に構わないんです。

しかし、「私が言ったロンドン条約ってのはこれを指してます。」ということを一応ここでお話をしました。

 

それと、一般的に今度、海洋投棄について、多くの人が海洋投棄したいしたいと思ってるわけです。それから、足立先生は独自に議員として、ご判断になってると思うんですが。

私が大阪の松井さんを批判したことについて、ちょっと敏感になっておられるようで、もちろん維新の党という党を組んでおられるんだから、しょうがないです。

 

しかし、私は党とかそういう前に、議員さんとか、私のような科学者とか学者とかいうのが、個人の立場でしっかりと議論をするってのが国民のためになると考えております。

それで、私の論点は2つあるんです。

2つの論点

1つは放射性廃棄物ということの海洋投棄については、非常に歴史的に、各国から日本も含めて、疑念を持って見られているということなんです。

要するに、良いよ良いよと国際社会が言ってるんじゃなくて、昔はビキニ環礁とかいうとこで大規模な原爆実験なんかありました。

 

そのため、海洋はかなり放射性物質で汚れておりましたから、そういう関係もあって、良いよという話もあったんです。

ところがだんだんだんだん、海洋はやっぱり汚しちゃまずいじゃないかということと、あともう1つは、海洋というのが全世界の共通財産です。

 

航海。みんな水で繋がってますから。ですから、その共通財産を1つの国が汚すということがどうなのか、という議論も進んできたわけです。これは、国際的な進歩だと私は思っております。

ですから、私の見解は、足立先生が別に自分の言われたことを修正されたりなんかする必要はありませんが、私の見解は、一応、ロンドン条約というものを基本にしてやろうと考えています。

 

しかし、廃棄したいという人たちがいて、海に捨てたいと、福島の放射性物質を。それでロンドン条約は船の上から捨てる時だけだっていうのが、そういうデマと言いますか、嘘が蔓延してるんです。

実は新聞記者にも、私そういう質問されて、「武田先生、それは違いますよ。ロンドン条約ってのは、船からの海洋投棄だけですよ。」と言うんです。

 

そういう意味もあるんです。海の投棄ってのは、船からの投棄とか、それから浚渫した川の土砂の問題とか、そう言う特定の問題ってのが存在するんです。

しかし、その特定の問題を私は問題にしようとしたんのではありません。

 

全体として、世界は海洋に汚いもの、毒性のもの、もしくは放射性物質みたいのを投棄しないような方向で議論されてきてる、ということを言ったんです。

 

それを細かく法律でやりますと、私が読んだのはバックエンド対策っていう、放射性廃棄物の処理・処分というとこで、タイトルは「わが国の海洋投棄中止にいたる経緯」というものを使って、さっきお話をしたわけです。

したがって、まず我々は日本として、海洋に多い少ないは別にして、これは2段ありますから。危険か危険じゃないか、という。

 

松井さんが言われたのは、危険じゃない場合に限り、という風に言っておられた。それを受けて、私が、実は1つは、危険か危険じゃないかの前に、まずできれば海洋投棄はしない方が良い

それが、国際的な約束で、日本も批准して、ちゃんとしようとしている。そういうことをまず言ったわけです。

 

それは、法律論議になる前に、まず良いか悪いかということになる前に、我々は日本として、国際的に、放射性物質、毒物もそうなんですが、どういう態度で今まで臨んできているのか。

どういう方向で信頼性を得てきたか。という文脈でした。私の虎ノ門ニュースを、もう1度聞いていただければ、終始一貫、日本という素晴らしい国の評判を守るためにはどうしたら良いか。

 

そういう基本路線でお話をしてるということを納得され、それが私が言った主旨ですから。この前も私の文脈を無視して、言葉尻を取られましたけど、足立先生であれば、言葉尻を取られるっていことはないと思うんで、1つお願いします。

その後のこと

その後、この動画をアップした後に維新の党の足立康史先生からメールが来たことを下記の武田邦彦先生の動画でアップロードしています。

虎ノ門ニュースで、武田邦彦vs足立康史となっていたのが一気に和解となりましたので、気になるようでしたらご覧ください。

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